ゼミ選考方法と選考基準(2023年度版)

数あるゼミの中から当ゼミに興味を持っていただきありがとうございます。

ゼミの内容は、「ゼミの紹介」に掲載しました。また、学生に期待することは「当ゼミに所属する学生に期待すること」に掲載しました。まずはご確認ください。

ゼミの選考方法と選考基準を以降に述べます。

選考方法

ゼミ紹介パンフレットに記載のとおり、事前課題(志望理由と研究したいテーマを合わせて A4 判 1 ページ以上)と面接で選考します。

事前課題

事前課題における志望理由では、どのようなことに普段の興味があって、それが当ゼミのどこの興味に当てはまったのかを説明してください。このとき、ゼミの内容に身の丈を合わせようとするのは絶対にしないでください。最終的に不幸な結果となります。

事前課題における研究したいテーマでは、どのような問題・課題・原理などがあると認識していて、それをどのように解決する(解き明かす)つもりなのかを書いてください。したがって、例えばアプリをつくりたいとしても、「アプリをつくって解決」のような雑駁な内容は求めていません。その問題や課題の本質はどこにあると考えているのか(原理ならどのようなことから導けるのか)、それを解決(確認)するためにそのアプリはどのようにつくるのか、どのような機能を持っているのか、それを対象者が使う理由は何かなどを深く想像して書いてください。

実のところ、皆さんからいただいた研究テーマがそのまま卒業研究になるとは思っていません。もちろん、卒業研究になっても構いません。いずれにしてもそのような観点でお尋ねしているのではありません。皆さんの日常的な興味と、それを解決するときの考え方や手立てへの認識を知りたいためにお尋ねしています。

面接

対面オンラインで行います。選考対象者を一人ずつ面接します。1人30分を予定しています。順番に会場に通します(それまでは控え室待機室でお待ちください)。

主に、私(森)との質疑の中で示された内容を選考のために使います。当ゼミ所属学生がオブザーバーとして参加するかもしれません。オブザーバーに決定権はありませんが、皆さんに質問やコメントをする可能性があります。また、面接後にオブザーバーから皆さんについての参考意見を聞くことがあります。

この面接の際に、補足資料(これまでの学習成果物や、対外的な業績でゼミに関わりそうなもの)があれば持参いただいて構いません。必須ではありません。

選考基準

前提条件

所属学科による傾斜や優遇はありません。男女や学年による差別はもちろんありません。

人数は、最大で15人を目安にしています。ただし、適正と判断した応募者のみを入れることを優先します。

「コンピュータ入門」「プログラミング入門」の修了(単位取得)済みを前提としています。修了者を優先します。また、その他の情報系科目の履修予定者であることを期待しています。

私(森)の担当する科目を修了済みであるとありがたいと思いますが、必須ではありません。同様に、履修予定であるとありがたいとは思いますが、これも必須ではありません。

担当科目の履修が「ありがたい」のは、伝えたいことの量を他の授業に任せられるからです。ゼミの時間やゼミ活動の間だけで伝えられることには限りがあります。しかし、履修を以て優先することはしません。2年生以降に履修可能な情報系科目の「履修予定者」を「期待」するのも同じです。正直にお答えください。

期待する学生像に合致していること

期待する学生像は「当ゼミに所属する学生に期待すること」に詳細を書きました。

試行錯誤が苦ではなく、「とりあえず試してみる」ことが身に付いている学生を優先します。

授業時間外にもゼミ活動があることと、サブゼミへの積極的な参加が期待されていることを知っていて、それが実現可能な学生を優先します。口約束は誰の得にもなりませんのでお止めください。「当ゼミに所属する学生に期待すること」にも書いたことに同意できるかどうかを自らにたしかめることが重要です。

ゼミ選考の時点でこれらを満たしている学生がそれほどいるとは考えていません。しかし、そうなる努力は必要です。できないならできないなりに、できるならそれ以上を目指して取り組もうとしなければなりません。そのための適性を確認します。